
夫婦間の問題
夫婦間の問題
LuckGearConsultant
1. コミュニケーションの問題
- 会話の量・質の不足(すれ違いや沈黙が増える)
- 感情の共有不足(喜び・怒り・悲しみを伝えない)
- 言葉遣いや口調がきつくなっている
- 話を聞いてもらえていないと感じる
- 意見の違いをうまく調整できない
2. 価値観・性格の違い
- 金銭感覚のずれ(使い方や貯金への考え方)
- 生活スタイルの違い(早寝早起き、食生活、整理整頓など)
- 子育て方針の違い
- 宗教・信仰・人生観の違い
- 趣味・休日の過ごし方のズレ
3. 家事・育児に関する不満
- 家事分担の不公平感(どちらか一方に偏る)
- 育児への関わり方の違い
- パートナーの努力や苦労に対する無関心
- お互いの実家との関わり方に関する不満
4. 性の問題
- 性的関係の頻度・内容に対する不一致
- セックスレス
- 身体的な拒否・不満
- 愛情表現の減少(スキンシップの減少)
5. 金銭的な問題
- 収入や支出のバランスへの不満
- 借金・浪費・ギャンブルなどの金銭トラブル
- 共有財産の管理方法に関する対立
- 将来の資金計画(教育費・老後資金など)への意見の相違
6. 浮気・不倫
- 実際の浮気・不倫
- スマホやSNSの使用に対する疑念
- 心が他人に向いていると感じる
- 信頼の喪失、再構築の困難さ
7. 精神的な距離・孤独感
- 一緒にいても「孤独」を感じる
- 心のつながりが薄れてきた
- 感謝や労いの言葉がなくなった
- 相手の存在が「空気」のように感じられる
8. 外部要因によるストレス
- 親族・義両親との関係
- 仕事のストレスの家庭への持ち込み
- 病気・介護などの突発的な問題
- 引っ越し・転職・転校など環境の変化
9. 暴力・モラハラ
- 言葉や態度による支配・威圧
- 身体的な暴力(DV)
- 経済的な支配(お金を渡さない)
- 精神的な圧迫(無視・過干渉など)
離婚に発展しやすいジャンルとその対応策
1. 浮気・不倫(信頼の崩壊)
✅ よくあるパターン
- パートナーのスマホやSNSの使用から不審感が募る
- 仕事・育児などのすれ違いから他人に心が向く
- 一度の過ちでも「信用を完全に失った」と感じてしまう
- 繰り返される不倫や嘘
🧭 対処法
- 事実確認を冷静に行う(感情的になる前に証拠の整理)
- 一度は「再構築するか、別れるか」の意志確認をする
- 相手の謝罪・反省がある場合、信頼回復の努力期間を設ける
- 子どもや経済面を含めた現実的な判断が必要
💡 カウンセリングの方向性
- どこで信頼が壊れたのか「感情の履歴」を丁寧にたどる
- 浮気の原因が夫婦関係にあるかどうかを探る
- 被害者側の心の傷に寄り添い、自己肯定感を回復する支援
- 再構築を望む場合は、再発防止策・行動指針を明確に設定
2. コミュニケーションの欠如(心の距離)
✅ よくあるパターン
- 会話が業務連絡だけになる
- 感情表現や感謝の言葉が消える
- 相手が何を考えているのか全く分からなくなる
- 「一緒にいても孤独」を感じるようになる
🧭 対処法
- 一日5分でも「感情共有の時間」を作る(たとえば夜の一言)
- スマホを置いて顔を見て話す習慣をつける
- 相手を変えようとせず「まず自分が歩み寄る姿勢」を見せる
- すれ違いを責めるのではなく「寂しかった」と感情を言語化する
💡 カウンセリングの方向性
- コミュニケーションのスタイル(避ける/攻撃する/我慢する)を分析
- 伝えたいけど伝えられない「感情の抑圧」に焦点を当てる
- 夫婦の共通時間の見直しと再設計(時間の質の向上)
- 「どうすればまた心が通うか?」を話し合うファシリテーション
3. モラハラ・DV(尊厳の否定)
✅ よくあるパターン
- 言葉の暴力(「お前はダメだ」「バカだな」などの人格否定)
- 無視・支配的な態度・経済的な束縛
- 怒鳴る・モノに当たる・叩くなどの暴力
- 相手を下に見てコントロールすることが常態化
🧭 対処法
- 記録をとる(言動の日時・内容・状況)
- 安全確保を最優先(物理的に距離をとる、避難)
- 第三者機関(警察、配偶者暴力相談支援センターなど)への相談
- 子どもがいる場合は早急に対処が必要(心理的虐待になる)
💡 カウンセリングの方向性
- モラハラ加害者側には、意識改革と怒りのコントロール指導
- 被害者側には「自己否定感の回復」や「境界線の再構築」
- 関係修復よりも「安全と尊厳の確保」を最優先するケースが多い
- DVが継続している場合は、個別支援と法的措置を視野に入れる
4. 金銭感覚の不一致・経済的問題
✅ よくあるパターン
- どちらかが浪費家、どちらかが堅実すぎる
- 借金・ギャンブル問題
- 家計管理を巡る対立
- 生活設計(住宅、教育費、老後資金)への温度差
🧭 対処法
- 家計を「見える化」して話し合う(感情でなくデータで会話)
- 家計簿アプリや共同口座などの導入
- 使えるお金・貯めるお金をルール化(予算制)
- 収入差による上下関係を意識させないよう配慮
💡 カウンセリングの方向性
- お金に対する「心理的価値観」(不安/満足/見栄など)を明らかに
- 幼少期の家庭環境から来る金銭観の違いを理解し合う
- 家計に関して対等な立場で対話できる関係の再構築
- 将来設計を「共通の目標」として設定し、対立を減らす
5. 性の問題・セックスレス
✅ よくあるパターン
- 一方が性に消極的、または拒否
- 出産や加齢による欲求の変化
- 恥ずかしくて話し合えないまま関係が冷却
- 性的満足を外部に求めてしまうケースも
🧭 対処法
- 無理に誘わない代わりに「なぜしたくないのか」理解を深める
- スキンシップだけでも続ける(手をつなぐ、ハグなど)
- 性について「会話」することの習慣化
- 必要に応じて専門医・性のカウンセラーに相談
💡 カウンセリングの方向性
- セックス=愛情表現という誤解をほどく
- 性的ニーズの違いを「問題」と捉えず、「違い」として扱う
- 身体的・精神的な背景(トラウマ、病気など)を掘り下げる
- セックスレスが他の関係要因から来ていないかを分析する
補足:カウンセリングの全体的アプローチ
- 中立の第三者によるファシリテーションが有効(主観対立を整理)
- 問題だけでなく「良かった過去」や「感謝」の再発見を促す
- 一回の相談では解決しないため、「段階的に関係をほぐす」姿勢が必要
- 離婚が避けられない場合も、「冷静で納得できる決断」へ導くのが重要