
婚活の理想条件が多すぎる?|結婚相手選びの優先順位を考える
婚活の理想条件が多すぎる?|結婚相手選びの優先順位を考える
理想の地図が細かすぎて、目的地に着けない。
婚活を始めると、誰もが少なからず理想を持ちます。
優しい人がいい。価値観が合う人がいい。一緒にいて楽しい人がいい。できれば年齢も、年収も、身長も、住んでいる場所も……。
ここまでは自然なことです。結婚は人生の大きな選択ですから、希望を持つのは悪いことではありません。
ところが、条件を一つ、また一つと追加していくうちに、気づけば理想の相手は「全国に数人いるかどうか」という幻の存在になっていることがあります。
まるで、カーナビにこんな注文を出しているようなものです。
「目的地は、優しくて、誠実で、年齢は希望どおり。年収も希望以上。身長も希望以上。趣味も合って、会話も弾んで、家事もできて、私の気持ちを察してくれて、しかも初対面から自然体で……あ、顔も好みでお願いします!」
カーナビ:「条件が多すぎます。目的地を再設定してください」
あなた:「えっ、まだ追加したい条件があるんですけど?」
……ナビが困っています。もしかしたら、ナビのほうが先に婚活疲れを起こしているかもしれません。
理想の条件は、いつ増えていくのか?
最初から条件が多い人ばかりではありません。婚活を続けるうちに、少しずつ条件が増えていくこともあります。
一度うまくいかなかったから、次は失敗したくない。以前の相手と合わなかったから、同じ思いはしたくない。周囲の意見を聞いたら、気になることが増えた。
そうした経験から、自分を守るために条件を増やすことがあります。慎重になるのは、決して不思議なことではありません。
ただし、失敗を避けようとするあまり、条件を増やし続けると、今度は出会いそのものが減ってしまう可能性があります。
地図を細かくすることと、目的地に近づくことは、必ずしも同じではないのです。
条件を追加するたびに、出会いの道が消えていく?
理想の条件が多くなると、相手を見る前に「条件に合うかどうか」で判断する場面が増えていきます。
年齢が少し違う。年収が希望より少し低い。住んでいる場所が少し遠い。趣味が完全には一致しない。
一つひとつは小さな違いでも、すべてを必須条件にすると、候補はどんどん少なくなります。
そして、ついに理想の検索結果がゼロ件に。画面を見つめながら「いい人がいない」とつぶやく……。
でも、ちょっと待ってください。いないのではなく、条件を全部満たす人だけを探しているために、出会う前から候補から外している可能性はありませんか?
理想の相手は、条件一覧表ではない
プロフィールは、相手を知るための大切な情報です。ただし、プロフィールだけですべてが分かるわけではありません。
年収の数字だけでは、金銭感覚や思いやりまでは分かりません。趣味が違っても、互いの楽しみを尊重できる人かもしれません。最初は会話がぎこちなくても、時間をかけて安心できる関係になることもあります。
もちろん、条件を無視して誰とでも会えばよい、という話ではありません。
大切なのは、プロフィールで分かることと、実際に会って初めて分かることを分けて考えることです。
地図は、道を探すためのもの。地図に書かれた情報だけで、目的地の居心地まで完全に判断することはできません。
「絶対に必要」と「できれば希望」を分けよう
ここでおすすめしたいのが、条件を三つに分けることです。
【大切にしたい条件】安心して暮らすために、どうしても譲れないこと。
【できれば希望したい条件】満たしていればうれしいけれど、ほかの魅力によって考え直せること。
【思い込みかもしれない条件】周囲の意見やイメージから、何となく必要だと思っていること。
たとえば「同じ趣味の人がいい」と思っていても、本当に求めているのは「一緒に楽しい時間を過ごせること」なのかもしれません。
趣味が完全一致する相手を探すより、趣味が違っても笑い合える相手のほうが、あなたの望む結婚生活に近い可能性もあります。
あなたが探しているのは、条件を満たす人? それとも幸せな結婚生活?
ここで、一度だけ立ち止まって考えてみましょう。
あなたが結婚したいのは、条件表にチェックマークを並べるためでしょうか。それとも、誰かと一緒に暮らし、日々を重ねていくためでしょうか。
もちろん、条件を満たしていることが安心につながる場合もあります。経済的な安定、生活習慣、将来設計など、結婚生活に関わる現実的な条件は大切です。
ただ、条件を満たしていることと、一緒に暮らして幸せを感じられることは、同じではありません。
たとえば、こんな場面を想像してください。
仕事で疲れて帰ってきた日。「今日は大変だったね」と声をかけてくれる人。意見が違ったとき、一方的に責めずに話し合える人。特別なことがなくても、一緒にいるとほっとできる人。
そんな日常を大切にしたいなら、相手の条件だけでなく「その人と、どんな毎日を送りたいか」を考えることも必要です。
婚活の地図を描き直す、3つの質問
次の質問に、自分の言葉で答えてみてください。
① その条件が満たされないと、本当に結婚生活は難しいだろうか?
② その条件は、自分自身が望んでいるものだろうか。それとも、誰かの意見に影響されていないだろうか?
③ 条件を一つだけ緩めたら、出会える可能性は広がるだろうか?
答えは人それぞれです。すべての条件を緩める必要はありません。自分にとって大切なものまで手放してしまえば、意味がありません。
目指すのは、理想を捨てることではありません。理想の中から、本当に大切なものを見つけることです。
仲人から見る「条件の迷子」
仲人としてお話を伺っていると、条件を一つずつ確認することに一生懸命で、ご本人が本当に望んでいる結婚生活が、少し見えにくくなっていることがあります。
「どんな人がいいですか?」と聞くと、条件は次々に出てくる。でも「その人と、どんな暮らしがしたいですか?」と聞くと、急に考え込んでしまう。
これは、理想がないということではありません。理想の相手を探すことに集中するあまり、結婚後の生活を考える時間が足りていないのかもしれません。
仲人の役割は、条件を無理に減らすことではありません。本人が大切にしたいことを整理し、出会いの可能性を一緒に考えることです。
地図が複雑になったら、いったん広げてみる。目的地を確かめ、必要な道と、なくても困らない道を見直す。婚活でも、そんな作業が役立つことがあります。
理想の地図は、書き直してもいい
結婚相手への希望を持つことは、悪いことではありません。自分が大切にしたいものを知ることは、婚活において大切な作業です。
ただし、条件を細かくしすぎて、会う前から相手を候補から外してしまっているなら、一度地図を見直してみませんか?
最初に描いた地図が、必ずしも正解とは限りません。出会いを通して、自分の考えが変わることもあります。
婚活の目的は、世界一細かい条件表を完成させることではありません。あなたが望む結婚生活へ向かうことです。
理想を持つ。でも、理想に縛られすぎない。大切な条件は守りながら、出会いの可能性も残しておく。そのバランスを探していきましょう。
今日の婚活ミッション
今日は、自分の条件を三つに分けて書き出してみてください。
① 結婚生活のために、本当に大切にしたい条件
② あればうれしいけれど、絶対ではない条件
③ なぜ必要なのか、もう一度考えてみたい条件
一つでも整理できたら、十分な一歩です。すべてを今日決める必要はありません。
理想の地図を完璧にするより、まずは目的地を確かめること。あなたの婚活が、条件探しだけで終わらないように。
婚活の地図と一歩研究所 シリーズ案内
婚活の方向性や最初の一歩について、こちらのページもご覧ください。
一人で条件を整理できないときは
「希望条件が多くて、自分でも整理できない」「出会いはあるのに、なかなか決められない」「何を優先すればよいのか分からない」。そんな悩みがあるときは、一人で抱え込まなくても大丈夫です。
LuckBridalClubは、あなたの人生を代わりに決めるのではなく、自分の人生を考えるために、そばで一緒に整理する仲人でありたいと考えています。
条件を無理に捨てるのではなく、本当に大切なことを一緒に整理するところから始めてみませんか?
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