
婚活で相手を採点していませんか?年収・容姿・会話力の落とし穴
婚活で相手を採点していませんか?年収・容姿・会話力の落とし穴
婚活採点委員会、開会します。
相手の年収から会話力まで点数をつける人
お見合いが終わったあと、こんなことを考えたことはありませんか?
「年収は合格点だった」
「見た目も、まあまあ」
「会話は少し物足りなかったかな」
そして最後に、頭の中で合計点を計算するのです。
ただいまより、第1回・理想の結婚相手選抜会議を開催します!
議長「それでは、各委員から報告をお願いします」
年収委員「年収、90点! 安定感があります!」
容姿委員「容姿、80点! 個人的には好印象です!」
会話力委員「会話力、65点! もう少し盛り上がりが欲しいところです!」
優しさ委員「優しさ、採点不能! まだ判断材料が不足しています!」
議長「では、総合評価をお願いします!」
全委員「えーっと……この人と一緒にいると、自分は幸せになれそうでしょうか?」
議長「……その質問、最初にするべきだったのでは?」
委員会、開始早々に重大な問題が発覚しました。
皆さん、笑い事ではありません。
婚活では、相手の条件を確認することが大切です。年収や仕事、年齢、生活スタイルなど、結婚生活に関わることを知ろうとするのは、真剣に将来を考えているからこそです。
しかし、いつの間にか「条件を確認すること」が「相手に点数をつけること」に変わってしまう場合があります。
本日の研究テーマ
私たちは、なぜ婚活相手を採点してしまうのでしょうか。
そして、採点に夢中になったとき、何を見落としてしまうのでしょうか。
採点委員の皆さん、ペンを置いて、少しだけ一緒に考えてみましょう。
1.採点項目は、なぜか際限なく増えていく
婚活を始めたばかりのころは、希望条件もシンプルだったかもしれません。
「誠実な人がいい」
「価値観が合う人がいい」
「一緒にいて楽しい人がいい」
ところが、プロフィールを見て、お見合いを重ね、いろいろな人と出会ううちに、頭の中の採点表が少しずつ進化していきます。
【採点委員会・審査項目一覧】
第1項目:年収委員「生活の安定性を確認します!」
第2項目:年齢委員「希望する年齢範囲に入っています!」
第3項目:容姿委員「第一印象を審査します!」
第4項目:会話力委員「話題の豊富さを審査します!」
第5項目:清潔感委員「服装と身だしなみを確認します!」
第6項目:価値観委員「金銭感覚と将来設計を確認します!」
第7項目:気配り委員「こちらの希望を察する能力を確認します!」
第8項目:未来予測委員「10年後も今の理想どおりであることを希望します!」
第9項目:超能力委員「言わなくても気持ちを察してください!」
最後の委員、ちょっと待ってください。
それは採点ではなく、超能力の実技試験です。
もちろん、気遣いや思いやりは大切です。ただ、相手が何を考えているのかを常に正確に当てることは、誰にでもできるわけではありません。
自分が相手に求めている条件を、いつの間にか増やしすぎていないか。ときどき立ち止まって確認してみることも必要です。
2.減点方式で審査したら、最後は誰も残らない?
採点委員会には、もうひとつ困ったクセがあります。
よいところは「まあ、普通」。気になるところは「これは減点!」と、悪いところばかりが記憶に残ってしまうことです。
ある日の審査報告
年収委員「年収は希望より少し低いので、マイナス10点!」
会話力委員「会話が途切れたので、マイナス5点!」
容姿委員「写真の印象と少し違ったので、マイナス8点!」
気配り委員「飲み物を注文するとき、こちらの好みを聞かなかったので、マイナス3点!」
議長「ところで、この方のよかったところは?」
全委員「……議事録に記載がありません!」
これでは、相手の魅力を見つける会議ではなく、欠点を探す会議になってしまいます。
もちろん、気になる点を無理に見過ごす必要はありません。結婚生活に関わる重大な価値観の違いや、尊重されていないと感じる行動は、きちんと確認すべきです。
ただ、会話が一度途切れた、緊張して笑顔が少なかった、趣味が違った。それだけで相手のすべてを判断してしまうのは、少しもったいないかもしれません。
減点する前に、「この人には、どんなよいところがあるのだろう?」と考える余裕も持ってみましょう。
3.採点する側も、実は採点されている
ここで、採点委員会に重要なお知らせです。
お見合いでは、あなたが相手を見ているのと同じように、相手もあなたを見ています。
あなたが「会話が盛り上がらなかった」と感じたとき、相手も「緊張してしまって、うまく話せなかった」と感じているかもしれません。
あなたが「もっと質問してほしかった」と思ったとき、相手も「自分ばかり質問している気がする」と思っているかもしれません。
お見合いは、片側だけの審査ではありません。
相手を評価するだけでなく、自分も相手にどう接していたかを振り返ってみる。
「相手は何点だったか」だけでなく、「お互いに気持ちよく話せる時間をつくれただろうか」と考えてみることも、出会いを次につなげるヒントになります。
4.仲人からの提案。採点表を「理解するためのメモ」に変えよう
ここまで読むと、「では、相手の条件を確認してはいけないの?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、そんなことはありません。
結婚相手を選ぶうえで、条件の確認は大切です。生活費、仕事、住む場所、子どもについての考え方など、結婚後の暮らしに関わることは、きちんと話し合っておく必要があります。
見直したいのは、条件を確認することではなく、確認した条件だけで相手のすべてを判断してしまうことです。
採点委員会・新しい審査方式
旧方式:会話が途切れた。減点5点。
新方式:会話が途切れた。緊張していたのかな? 別の話題なら話しやすいだろうか?
旧方式:趣味が合わない。不合格。
新方式:趣味は違うけれど、お互いの趣味を尊重できるだろうか?
旧方式:自分の希望を察してくれなかった。思いやり不足。
新方式:自分の希望を言葉で伝えたら、どう受け止めてくれるだろうか?
相手を決めつける前に、知るための質問をひとつ増やしてみましょう。
ただし、何度も同じ問題が起きる場合や、話し合っても一方的に否定される場合まで、無理に理解しようとする必要はありません。
相手を知ることと、自分が我慢し続けることは違います。自分の気持ちや大切にしたい価値観も、同じように尊重してください。
5.お見合い後、採点する前に考えたい5つの質問
次のお見合いからは、点数だけで結論を出す前に、次の5つを振り返ってみてください。
質問① 相手の話を、きちんと聞けただろうか?
採点に気を取られて、相手の話の内容よりも、話し方や印象ばかりに注目していなかったでしょうか。
質問② 相手のよいところを、ひとつでも見つけられただろうか?
大きな長所でなくても構いません。誠実な受け答え、丁寧な言葉遣い、約束を守る姿勢など、具体的な行動を思い出してみましょう。
質問③ 気になった点は、事実だろうか。それとも想像だろうか?
一度会話が途切れただけで「会話が苦手な人」と決めつけていないか。事実と、自分が想像したことを分けて考えます。
質問④ 一緒にいる自分は、どんな気持ちだっただろうか?
緊張した、楽しかった、疲れた、安心した。自分の感覚も、相手を理解するための大切な情報です。
質問⑤ もう少し知りたいことは、残っているだろうか?
強い恋愛感情がなくても、興味や安心感があるなら、もう一度会って確かめる選択肢もあります。一方で、違和感や不安が強い場合は、その気持ちも大切にしてください。
この質問に、正解はありません。
5つすべてに自信を持って答えられなくても大丈夫です。大切なのは、相手を採点するだけで終わらず、自分の気持ちも含めて振り返ることです。
採点委員会の最終目的は、相手を不合格にすることではありません。自分に合う相手を、丁寧に知っていくことです。
6.採点委員会、閉会……の前に!
本日の会議を振り返ってみましょう。
議長から最後の質問です。
「年収、容姿、会話力。条件を確認することは大切です」
「では、採点委員の皆さん。相手の点数をつけたあと、その人自身について、何を知ることができましたか?」
年収委員「年収については確認できました!」
容姿委員「第一印象についても報告できます!」
会話力委員「会話の様子も記録しました!」
議長「それでは、その人が困ったときにどう行動するか、意見が違ったときにどう話し合うか、一緒にいるときにどんな気持ちになれるかは?」
全委員「……次回の審査課題とさせていただきます!」
そうなのです。プロフィールや一度のお見合いで分かることには、限りがあります。
だからこそ、条件を確認する目と、相手を知ろうとする目の両方が必要です。
条件が合っていても、必ず好きにならなければいけないわけではありません。逆に、最初からすべての条件が理想どおりでなくても、話し合いによって理解を深められることもあります。
ただし、結婚生活に関わる重要な条件や、自分がどうしても譲れない価値観まで無理に妥協する必要はありません。
条件を確認する。相手を知る。そして、自分の気持ちも確かめる。この3つを大切にしていきましょう。
LuckBridalClubから、婚活中の皆さんへ
婚活では、迷ったり、考えすぎたりすることもあります。
それだけ真剣に、自分の人生と向き合っているということでもあります。
私たちは、皆さんの代わりに人生を決めるのではなく、自分にとって大切なことを整理し、自分なりの答えを見つけるために、そばにいる仲人でありたいと考えています。
焦らず・腐らず・諦めず! あなたらしい結婚相手選びを、一歩ずつ進めていきましょう。
婚活の採点表と相性研究所|シリーズ案内
採点委員会の次は、高得点なのに好きになれない理由、そして点数では測れない相性について考えてみましょう。
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