

「悪くはないんです」は婚活の保留?|婚活の保留箱研究所①
「悪くはないんです」は婚活の保留?|婚活の保留箱研究所①
📦 「悪くはないんです」という名の保留箱
婚活の保留箱研究所①
「悪くはないんです。」
婚活では、とてもよく聞く言葉です。
お見合い後に、
「どうでしたか?」
と聞いたとき。
あるいは交際中の相手について、
「○○さんはどうですか?」
と聞いたとき。
「悪くはないんです。」
仲人としては、
「はい……。」
と頷きながら、
「……で、どっちなんでしょう?😂」
となることがあります。
もちろん、会員さんを責めているわけではありません。
むしろ、この言葉が出てくること自体は自然です。
なぜなら、
人の気持ちは、白黒だけではないからです。
「すごく好き!」でもない。
「絶対に違う!」でもない。
その間に、ものすごく広いグレーゾーンがあります。
そして、そのグレーゾーンに、
📦 一つの箱が置かれます。
📦 「悪くない箱」です。
ここからが、今回の研究です。
「悪くない」という言葉を、
いったん箱から取り出してみましょう。
中身を一つずつ確認してみます。
🟢 中身①「もう少し知りたい」
これは、とても健全な「悪くない」です。
「話しやすかった。」
「嫌な感じはしなかった。」
「まだ緊張していて、よく分からなかった。」
「もう一度会ったら、もう少し分かるかもしれない。」
こういう場合。
これは、
「まだ判断材料が足りない」
という状態です。
だったら、もう一度会ってみる。
それは十分意味があります。
「悪くない」というより、
「まだ分からない。
でも、知る価値はありそう。」
なのかもしれません。
これは、前向きな保留です。
🟡 中身②「普通でした」
これもあります。
「どうでしたか?」
「うーん……普通でした。」
「また会いたいですか?」
「……悪くはないんですけど。」
この場合、
「悪くない」という言葉の中に、
「特に何も感じていない」
が入っている可能性があります。
もちろん、
「普通だった=ダメ」
ではありません。
初対面で強烈な好意を感じる人ばかりではありません。
だからこそ、
「普通だったから、もう一度会う」
なのか、
「普通だったから、とりあえず残しておく」
なのか。
ここは少し違います。
🟠 中身③「断る理由がない」
これも婚活では非常に多いです。
「優しいです。」
「仕事もしっかりしています。」
「話も普通にできます。」
「条件も特に問題ありません。」
「だから、断る理由はないんです。」
……なるほど。
確かに、
断る理由はない。
でも、ここで一つ考えたいことがあります。
「断る理由がない」と
「進みたい理由がある」は、
同じでしょうか?
ここは、かなり重要です。
「嫌いではない。」
「悪い人ではない。」
「条件的にも問題ない。」
という人と、
「また会いたい。」
「もっと話したい。」
「この人のことを知りたい。」
という人。
どちらも、
「悪くはない」
と言えてしまいます。
でも、中身はかなり違います。
🔴 中身④「決めるのが怖い」
そして、仲人がときどき感じるのがこれです。
本当は、
「そこまで惹かれていない。」
でも、
「断ってしまったら、次がないかもしれない。」
「この人を断って後悔したらどうしよう。」
「もっと良い人が現れるかもしれないけど、現れなかったら?」
そう考えると、断れない。
だから、
「悪くはないんです。」
という箱に入れておく。
相手を保留しているようで、
実は自分自身を保留している状態
なのかもしれません。
📦 「悪くない」は、相手の評価ではなく、自分の状態かもしれない
ここは、少し面白いところです。
「悪くはないんです。」 という言葉を聞くと、
「相手のことをどう評価しているか」
だと思いますよね。
でも実際には、
自分が決められない状態を
表しているだけ
という場合があります。
つまり、
「相手が悪くない」
ではなく、
「私はまだ決められない。」
なのかもしれません。
この二つは、かなり違います。
📦 「悪くない」を翻訳すると……
仲人目線で、少しだけ翻訳してみましょう。
「悪くはないんです。」
↓
「もう少し知りたい」
なら、もう一度会ってみる。
「悪くはないんです。」
↓
「特に何も感じていない」
なら、自分が何を求めているのか考えてみる。
「悪くはないんです。」
↓
「断るのが怖い」
なら、相手ではなく、自分の不安を整理してみる。
「悪くはないんです。」
↓
「もっと良い人がいるかもしれない」
なら、「もっと良い人」の基準を一度考えてみる。
「悪くはないんです。」
↓
「判断するのが面倒」
なら、それは「保留」ではなく「放置」になっていないか考える。
😂 婚活の仲人には、こんな光景も見えます
会員さん:
「悪くはないんですよ。」
仲人:
「なるほど。」
会員さん:
「優しいし。」
「仕事もしっかりしてるし。」
「条件も悪くないし。」
「だから……」
「もう少し様子を見ます。」
仲人:
「……はい。😂」
そして翌週。
「○○さん、その後どうですか?」
「……まだ、もう少し様子を見たいです。」
さらに翌週。
「もう少し……。」
「悪くない箱」の中で、
時間だけが熟成されていく。😂
ワインならいいんです。
でも婚活では、
時間が経てば自動的に答えが出るとは限りません。
⏳ 「時間が解決してくれる」とは限らない
迷っていると、
「もう少し時間を置けば、自分の気持ちが分かるかもしれない。」
と思うことがあります。
確かに、時間が必要なケースもあります。
でも、
「時間を置くことで分かること」
と、
「時間を置くだけでは分からないこと」
があります。
例えば、
「相手のことをもっと知りたい」
なら、会って話すことで分かるかもしれません。
でも、
「決めるのが怖い」
なら、何週間待っても、
「決めるのが怖い」
ままかもしれません。
「時間を置くこと」と
「考えること」は同じではありません。
📦 では、「悪くない」はどう扱えばいいのでしょう?
すぐに捨てない。
でも、
ずっと箱に入れっぱなしにもしない。
これだと思います。
「悪くない」と思ったら、
一度、自分に聞いてみる。
「何が悪くないの?」
ではなく、
「何が良かったの?」
と。
ここは意外と大事です。
「悪くないところ」を探すと、
かなりたくさん出てくることがあります。
優しい。
真面目。
仕事が安定している。
話を聞いてくれる。
条件が合っている。
でも、
「良かったところは?」
と聞かれると、
「……うーん。」
となることがあります。
その違いに、
自分の気持ちが隠れていることがあります。
🔍 もう一つ、自分に聞いてみる
もし、
「悪くはないんです。」
と思ったら、こんな質問もしてみてください。
「もし、この人から
次のお誘いが来なかったら、
私は残念ですか?」
これだけでも、少し分かることがあります。
「えっ、それは残念です。」
なら、
その人に何か感じている可能性があります。
逆に、
「……別に。」
なら、
「悪くないから残している」
だけなのかもしれません。
もちろん、これだけで結論を出す必要はありません。
でも、
自分の本音を見つける小さなヒント
にはなります。
📦 「悪くない=進めたい」ではありません
「悪くない=進めたい」ではありません。
でも同時に、
「悪くない=断るべき」でもありません。
ここが婚活の難しいところです。
だからこそ、
「悪くない」という言葉を、
そのまま箱に戻すのではなく、
一度、中身を確認してみる。
📦 その「悪くない」、何が入っていますか?
もしかすると、
「もう少し知りたい」
「まだ緊張していただけ」
「条件は良いけれど、気持ちが動いていない」
「断るのが怖い」
「もっと良い人がいるかもしれない」
「なんとなく」
かもしれません。
全部、
「悪くはないんです。」
という一つの箱に入ってしまいます。
だからこそ、
一度、箱を開けてみる。
🌱 仲人から見る「良い保留」
最後に、もう一つ。
「悪くはない」という状態でも、
こんな言葉が続くなら、
比較的前向きな保留
だと思います。
「もう少し話してみたいです。」
「次は仕事のことを聞いてみたいです。」
「もう少し相手の考え方を知りたいです。」
「次に会ったら、ここを確認してみたいです。」
ここには、
「次に何を知りたいか」
があります。
これは大きいです。
逆に、
「何となく。」
「分からない。」
「別に嫌じゃない。」
「断る理由もない。」
だけが続くなら、
一度立ち止まって、
「私は何を待っているんだろう?」
と考えてみてもいいかもしれません。
📦 最後に
「悪くはないんです。」
この言葉は、婚活ではとても便利です。
便利だからこそ、
そのまま使い続けると、
自分の気持ちまで分からなくなる
ことがあります。
だから、
「悪くない」を否定するのではなく、
その箱を開けてみる。
中に入っているものを、
一つずつ確認してみる。
「私は、この人ともう一度会いたいのか?」
「この人のことを、もう少し知りたいのか?」
「それとも、ただ断るのが怖いだけなのか?」
と、自分に聞いてみる。
答えがすぐ出なくても構いません。
ただ、
「悪くはないんです。」
という一言だけで、
全部を済ませないこと。
それだけでも、婚活は少し前に進むかもしれません。
📦 今日の保留箱チェック
「悪くはないんです。」
その言葉を、少しだけ言い換えてみてください。
「私は、この人の何が良かったんだろう?」
「私は、この人に何を期待しているんだろう?」
「もし次に会えなくなったら、私は残念だろうか?」
この3つ。
答えが出れば、
保留箱の中身が少し見えてくるかもしれません。
📦 婚活の保留箱は、
捨てるための箱ではありません。
中身を確認するための箱です。
そして、
「悪くない」という一言の中に、
あなた自身の本当の気持ちが、
意外と小さく入っているかもしれません。
