
「この人は無理」の判断が、ちょっと早すぎませんか?|まだ10分しか話していませんけど……
「この人は無理」の判断が、ちょっと早すぎませんか?|まだ10分しか話していませんけど……

「この人は無理」の判断が、
ちょっと早すぎませんか?
~まだ10分しか話していませんけど……~
もちろん、どうしても合わないと感じることはあります。
ただ、仲人からすると、ときどき少しだけ気になることがあります。
「……まだ10分くらいしか話していませんけど?」
婚活では、第一印象が大切です。 でも、 「第一印象=その人のすべて」 ではありません。
今回は、仲人から見た 「判断がちょっと早すぎる婚活」 の不思議について、少し笑いながら考えてみます。
相手のことを「無理」と決めていませんか? 「本当に分かったのは、何でしょう?」
① 第一印象は大切。でも「最終判定」ではありません
お見合いでは、最初の数分でいろいろなことを感じます。
「思っていた雰囲気と違う」
「少し緊張しているみたい」
「会話がまだぎこちない」
「写真と少し印象が違う」
これは、どれも自然なことです。
第一印象で「ん?」と思っても、
「もう少し話してみよう」
と考えるだけで、相手の見え方が変わることがあります。
② お見合いの最初は、二人とも緊張しています
ここは、③のページとも少しつながります。
お見合いに来ている二人は、 「初対面の人と、結婚を前提に会っている」 わけです。
普通に考えれば、かなり緊張する状況です。
話題を考える。
相手の反応を見る。
自分の話し方も気になる。
変なことを言っていないか心配になる。
「その人、普段はもっと話す人かもしれませんよ(笑)」
③ 「会話が盛り上がらない」=「相性が悪い」ではありません
お見合いでよくあるのが、
という感想です。
もちろん、会話が自然に続くことは大切です。
ただし、初対面の一回だけで、 その人のコミュニケーション能力や性格のすべてが分かるわけではありません。
二人とも緊張していれば、会話がぎこちなくなることもあります。
どちらかが質問を苦手としている場合もあります。
また、最初は静かでも、慣れてくるとよく話す人もいます。
④ 「なんとなく嫌」は、大切。でも少しだけ分解してみる
「なんとなく嫌だった」 という感覚を、無理に否定する必要はありません。
人には直感があります。
ただ、仲人としておすすめしたいのは、 「なぜ嫌だったのか」を少しだけ考えてみること。
- 本当に価値観が合わなさそうだった
- 失礼な言動があった
- どうしても安心できなかった
- 会話をしていて強い違和感があった
- 単純に緊張していて判断できなかった
- 自分が期待していたイメージと違った
この違いが分かるだけでも、 「断るべき違和感」と「もう少し見てもいい違和感」を分けやすくなります。
⑤ 「条件に合っているか」だけで見ると、判断が早くなります
婚活では、プロフィールを見る機会が多くあります。
年齢、仕事、年収、住んでいる場所、趣味、身長、学歴など。
条件は、相手を知るための大切な情報です。
でも、お見合いまで来たら、 プロフィールには書かれていない部分 も見てほしいと思います。
「話していると安心する」
「こちらの話をちゃんと聞いてくれる」
「考え方が違っても嫌な感じがしない」
「一緒にいて無理をしなくていい」
こうしたものは、プロフィールにはなかなか書けません。
⑥ 仲人が「もう一度会ってみてもいいのでは?」と思うケース
仲人が、お見合い後の話を聞いていて、 「もう一度会ってみてもいいのでは?」 と思うことがあります。
それは、ものすごく相性が良さそうだから……とは限りません。
むしろ、 「悪くないのに、本人が早く答えを出そうとしている」 と感じるケースです。
「嫌だったわけではないんですよね?」
「失礼なことをされたわけでもない?」
「それなら……もう一回くらい話してみてもいいかもしれませんよ(笑)」
⑦ 「もう一度会う」は、「結婚する」と決めることではありません
ここは、とても大切なポイントです。
「もう一度会ったら、交際しなければいけない」
「二回目に会ったら、断りにくくなる」
そう考えてしまう人もいます。
でも、もう一度会うことは、 相手を知るための時間をもう一度作ること です。
それくらいの気持ちでもいいのです。
⑧ もちろん、「無理なものは無理」で大丈夫です
ここで誤解してほしくないのは、 何でも二回目に会えばいい、という話ではない ということです。
強い違和感がある。
失礼な態度を取られた。
安心できない。
大切にしている価値観が大きく違う。
そう感じたのであれば、 無理に交際する必要はありません。
「判断を遅くすること」ではありません。
「判断する前に、本当に判断できるだけの材料があるのか?」 を考えてみることです。
⑨ 「この人は無理」と思ったとき、自分にも質問してみる
- 本当に嫌だったことは何だった?
- 相手の態度に問題があった?
- それとも、自分の期待と違っただけ?
- 相手も緊張していた可能性はない?
- もう少し話せば分かりそうなことはない?
- 「無理」ではなく「まだ分からない」ではない?
特に最後の質問は、婚活では意外と大切です。
ではなく…… 「まだ、この人のことが分からない」
⑩ 婚活では、「分からないまま保留する力」も大切です
婚活をしていると、 「早く判断しなければ」 という気持ちになりやすくなります。
たくさんの人と会うからこそ、 「この人は違う」 「次に行こう」 と判断したくなることもあります。
でも、結婚相手探しは、 商品を選ぶようなものではありません。
人と人との関係は、 会う回数や時間によって少しずつ見えてくるもの でもあります。
それも、立派な答えです。
「まだ分からないから、もう一度会ってみる」
という選択肢もあります。
まとめ|10分で分かることと、10分では分からないこと
お見合いでは、第一印象も大切です。
でも、第一印象だけで相手のすべてを判断することはできません。
特に、 二人とも緊張しているお見合いの最初の時間 は、普段のその人とは違っている可能性があります。
だからこそ、
「この人は無理」
と決める前に、
「本当に無理なのか?」
「それとも、まだ分からないだけなのか?」
と、一度だけ自分に聞いてみてください。
婚活では、 「すぐに決める力」だけでなく、「少し待ってみる力」 も、案外大切なのかもしれません。
婚活では、たくさんの人と出会います。
だからこそ、つい相手を早く判断したくなることがあります。
でも、結婚相手を探すということは、 「短時間で正解を当てるゲーム」 ではありません。
仲人から見ると、 最初は「普通だった」「よく分からなかった」という二人が、 その後の交際で少しずつ距離を縮めていくこともあります。
「まだ分からない」 という状態を、悪いことだと思わなくても大丈夫です。
その「まだ分からない」の中に、 これから始まる関係が隠れていることもあります。
婚活のちょっと不思議 ①「この人、普通でした」の謎 ②「良い人でした。でも、お断りします」の不思議 ③お見合いで緊張したのに、なぜか相手の評価をしている ④「この人は無理」の判断が、ちょっと早すぎませんか? ⑤プロフィールより仲人が知っている「本当のその人」 ⑥仮交際になると突然「採点官」になる人 ⑦LINEの「。」ひとつで恋の行方を占う人 ⑧「もっといい人がいるかも」という永遠の亡霊 ⑨成婚した人に「なぜこの人?」と聞くと意外と答えが曖昧 ⑩婚活が変わった人ほど、自分では「変わった」と思っていない 婚活情報を探す
※このシリーズでは、すべての婚活に当てはまるという意味ではなく、 仲人として長く婚活を見てきた中で感じる「ちょっと不思議」を、 やさしく、少しユーモアを交えて紹介しています。

