
婚活相手の欠点はどこまで許容する?見極め方と判断のポイント
婚活相手の欠点はどこまで許容する?見極め方と判断のポイント
欠点の見極め方 ― 気になる点は、本当に問題? ―
婚活で相手の欠点が気になったとき、あなたの頭の中では、二人の自分が会議を始めていませんか?
慎重派の自分:「結婚してから後悔したくない。今のうちに気になるところを確認しよう」
理想派の自分:「でも、こんなところが気になるなんて。もっと合う人がいるかもしれない!」
そして二人の会議は、なかなか終わりません。議題は「箸の持ち方」だったはずなのに、いつの間にか「この人と結婚したら30年後はどうなるのか」まで進んでいます。
まだ交際が始まったばかりなのに、脳内では結婚30周年記念パーティーの反省会まで終了。未来予測のスピードだけは、超一流です。
もちろん、結婚相手を慎重に見極めることは大切です。気になることを無視して、無理に相手を好きになる必要もありません。
ただし、すべての欠点が同じ重さではありません。ちょっとした好みの違いもあれば、信頼や安全に関わる、見過ごしてはいけない問題もあります。
このページでは、相手の欠点を何でも許す方法ではなく、何を大切に確認し、何をすぐに決めつけないほうがよいのかを、仲人目線で考えていきます。
婚活の欠点は、全部同じ「欠点」ではありません
たとえば、次の二つを比べてみてください。
Aさん:服装の好みが自分とは少し違う。話すテンポも少しゆっくり。
Bさん:約束を何度も破る。大切な話になると嘘をつく。意見が違うと相手を威圧する。
どちらも「気になる点」かもしれません。しかし、結婚生活への影響は大きく異なります。
Aさんの服装は、二人で出かけるうちに慣れるかもしれません。でも、Bさんの嘘や威圧的な言動は、「そのうち慣れるだろう」で片づけてよい問題ではありません。
婚活で大切なのは、欠点を見つける能力だけを磨くことではありません。見つけた欠点がどのような性質のものなのかを、落ち着いて見分けることです。
① 気にしすぎなくてもよいかもしれないこと
まずは、すぐに結論を出さず、相手を知る時間を持ってもよいケースです。
・服装や髪型の好みが違う
・趣味が自分とは違う
・会話のテンポが合わないと感じる
・初対面で緊張して口数が少なかった
・食事のスピードや注文の仕方が違う
・自分なら選ばない休日の過ごし方をしている
これらは、相性に関わることもありますが、一度の出来事だけで相手の人柄や将来まで判断する必要はありません。
自分がラーメン派で、相手がそば派だった。これだけで「食文化の違いにより、婚姻生活の継続は困難」と判定したら、婚活の審査基準が厳しすぎます。
ただし、食事や趣味の違いが、自分にとって本当に大切な条件なら、無理に気にしないふりをする必要はありません。相手と一緒に楽しめるか、互いの好みを尊重できるかを確かめてみましょう。
大切なのは「違い」よりも、その違いへの向き合い方
趣味が違っていても、お互いの楽しみを尊重できる二人はいます。話すテンポが違っていても、相手の話を待ち、理解しようとできる二人もいます。
違いがあることと、違いを乗り越えられないことは別です。
「自分と同じかどうか」だけでなく、「違っていても一緒にやっていけそうか」という視点も持ってみてください。
② 慎重に確認したいこと
一方で、結婚生活の土台となる信頼や安全、将来設計に関わることは、慎重に確認する必要があります。
・嘘を繰り返したり、大切な情報を隠したりする
・約束を何度も破り、話し合おうとしない
・相手の人格を否定したり、見下したりする
・怒りを理由に威圧したり、怖がらせたりする
・金銭感覚や借金について重大な隠し事がある
・結婚、子ども、仕事、住む場所などの希望が大きく異なる
・こちらの意思や境界線を尊重しない
これらは、単なる好みの違いとは分けて考えたい問題です。
優しいところがあるから、嘘は見逃そう。普段は楽しいから、威圧的な言動は気にしないでおこう。――そのように、自分を無理に納得させなくてもよいのです。
一度の出来事なのか、繰り返されているのか、事情を確認できるのか。状況を冷静に見ることは大切ですが、暴力や脅しなど安全に関わる行動については、繰り返されるまで待つ必要はありません。
結婚観の違いは、好きという気持ちだけでは埋まらないことも
たとえば、一方は子どもを望み、もう一方は望んでいない。片方は地元で暮らしたいが、もう片方は遠方への移住を希望している。仕事を続けたいか、家計をどう管理したいかなど、将来設計に大きな違いがある場合もあります。
「好きになれば、きっと何とかなる!」という気持ちは素敵です。ただし、人生設計の違いを、気合いだけで解決できるとは限りません。
相手を説得して自分の希望に合わせることを前提にせず、お互いの希望を率直に話し、現実的に折り合えるかを考えることが大切です。
仲人からの注意点:欠点を「許せるか」だけで考えない
相手の欠点を見つけたとき、「これを許せる自分にならなければ」と考える人がいます。
でも、結婚は「何でも許せる人選手権」ではありません。優勝賞品は、我慢の多い結婚生活……という大会なら、参加する前に規約を確認したいところです。
必要なのは、何でも受け入れることではありません。自分が大切にしたい価値観を理解し、相手との違いを受け止められる部分と、受け止められない部分を整理することです。
「許せるか」だけではなく、「安心して一緒に暮らせるか」「話し合えるか」「互いを尊重できるか」。この視点も忘れないでください。
婚活の欠点を見極める5つの実践ポイント
ポイント① 「なんとなく嫌」を具体的にする
「なんとなく合わない」「何か引っかかる」と感じたら、何が気になったのかを具体的に整理してみましょう。
例:「話し方が嫌」ではなく、「自分が話している途中で何度も遮られ、最後まで話を聞いてもらえなかったと感じた」。
具体的にすると、好みの問題なのか、コミュニケーション上の問題なのかを考えやすくなります。言葉にできない違和感も大切ですが、決めつける前に整理してみる価値があります。
ポイント② 一度の出来事と、繰り返される行動を分ける
緊張して会話がぎこちなくなる日もあれば、疲れていて口数が少ない日もあります。一方で、何度会っても約束を守らない、毎回こちらの話を否定するなど、繰り返し現れる行動もあります。
初回のお見合いで一度言葉に詰まっただけで「会話能力に重大な問題あり」と認定するのは、採点が少し早いかもしれません。
行動の頻度や状況、本人が気づいた後にどう対応するかも判断材料になります。ただし、安全や尊厳を脅かす行動は、繰り返しを確認するために我慢する必要はありません。
ポイント③ 相手の長所も、実際の行動から振り返る
欠点が気になり始めると、相手の良いところが目に入りにくくなることがあります。そんなときは、実際にあった出来事を振り返ってみましょう。
「約束の時間を守ってくれた」「自分の話を覚えていてくれた」「意見が違っても最後まで聞いてくれた」「こちらの都合を気遣ってくれた」。
無理に長所を探して、気になることを打ち消す必要はありません。良い点も気になる点も、どちらも判断材料として扱うための確認です。
欠点の拡大鏡を使ったら、長所を見る望遠鏡も使う。どちらか片方だけでは、相手の全体像は見えません。
ポイント④ 確認できることは、落ち着いて話し合う
相手の意図や考え方が分からない場合、決めつける前に質問してみることも大切です。
「先ほどのお話について、もう少し詳しく聞いてもいいですか?」「私はこう受け取ったのですが、そういう意味でしたか?」
相手の説明だけでなく、こちらの話を聞こうとするか、違う意見を尊重できるか、話し合いの中で理解を深められるかも見てみましょう。
話し合いの目的は、相手を論破して勝利することではありません。二人で問題を理解し、折り合える方法を探すことです。婚活の会話に、勝者と敗者はいりません。
ポイント⑤ 自分の「譲れない条件」を整理する
相手を見極めるためには、自分が結婚生活で何を大切にしたいのかを知っておくことも重要です。
たとえば、信頼できること、安心して話せること、金銭感覚が合うこと、将来の希望を共有できること、互いの仕事や生活を尊重できること。
一方で、服装や趣味、会話のテンポなどは、どこまで自分にとって重要なのかを考えてみましょう。
条件を増やし続けると、最後には「優しくて、誠実で、価値観が合って、趣味も同じで、欠点はなく、しかも自分の考えを先回りして理解してくれる人」を探すことになりかねません。最後の項目は、超能力の審査が必要です。
条件を何でも減らす必要はありません。自分にとって本当に大切なことと、あればうれしいことを分けるだけでも、判断がしやすくなります。
迷ったときの3つの質問
どう判断したらよいか分からないときは、次の三つを自分に問いかけてみてください。
① この問題は、信頼・安全・将来設計に関わることだろうか?
② 自分の理想と違うだけなのか、それとも実際に困ることが起きているのか?
③ この人となら、違いがあったときに互いを尊重しながら話し合えそうだろうか?
すぐに答えが出なくても構いません。大切なのは、気になった瞬間の感情だけで結論を急がず、自分に必要な判断材料を集めることです。
婚活の拡大鏡と望遠鏡研究所から、最後に
結婚相手を選ぶとき、相手の欠点に気づくことは悪いことではありません。むしろ、結婚後の生活を真剣に考えているからこそ、気になる点が見つかることもあります。
大切なのは、欠点を見つけたあと、どう判断するかです。
小さな好みの違いなのか。時間をかければ理解できることなのか。結婚生活に関わる大切な問題なのか。そして、二人で話し合い、互いを尊重できる関係を築けそうなのか。
欠点を全部許す必要はありません。欠点を一つも許せない自分になる必要もありません。
自分にとって大切なことを守りながら、相手の全体像を見る。そのために、拡大鏡と望遠鏡を使い分けてみてください。
拡大鏡で「ここは気になる」と確認する。望遠鏡で「この人はどんな人なのだろう」と全体を見る。最後は、自分の価値観と実際の行動をもとに判断する。
それでも迷うことはあります。婚活は、テストのように唯一の正解が用意されているものではありません。だからこそ、一人で悩みを抱え込まず、気持ちや判断材料を整理することも大切です。
今日の婚活ミッション
今、誰かの気になる点が頭から離れないなら、紙やメモに次の三つを書いてみましょう。
【気になっていること】何が、どのように気になったのか。
【確認したいこと】まだ分かっていないこと、相手に聞いてみたいこと。
【大切にしたいこと】結婚生活で、自分が譲れない価値観は何か。
書き出すことで、漠然とした不安が具体的な確認事項に変わることがあります。
婚活は、相手の欠点を探し続ける競技ではありません。自分に合う相手を、きちんと見極める時間です。
焦らず、腐らず、諦めず。あなたが自分らしく暮らせる相手との出会いを、大切に探していきましょう。
婚活の拡大鏡と望遠鏡研究所 シリーズ案内
欠点の見方や、相手の魅力の見つけ方について、シリーズの各ページもご覧ください。
迷ったときは、仲人と一緒に整理してみませんか?
「相手の欠点が気になって、交際を続けるか迷っている」「自分が気にしすぎなのか、見過ごせない問題なのか分からない」。婚活では、そんな迷いが生まれることもあります。
LuckBridalClubは、あなたの人生を代わりに決めるのではなく、自分の人生を考えるために、そばで一緒に整理する仲人でありたいと考えています。
無理に相手を好きになる必要も、すべてを我慢する必要もありません。あなたが大切にしたいことを整理し、自分に合う相手を見極めていきましょう。
焦らず・腐らず・諦めず!

