

婚活国会⑤|「でも」対策委員会×「もっといい人」捜索委員会|LuckBridalClub
婚活国会⑤|「でも」対策委員会×「もっといい人」捜索委員会|LuckBridalClub
婚活国会⑤
「でも」対策委員会 ×
「もっといい人」捜索委員会
議長! 緊急動議です!!
「いい人なんです。でも……」
この一言が、本日も婚活国会の議事進行を完全に停止させております!!
さらに、その隙を狙って「もっといい人がいるかもしれない」委員会が乱入!
「まだ捜索を続けるべきです!」
「いや、今の相手をもっと知るべきです!」
「でも、決め手がないんです!」
「決め手がないのか、決めるのが怖いのか、そこを審議してください!!」
議場は大混乱。議長の木づちも追いつきません。
婚活では、相手に大きな問題があるわけではないのに、なぜか決断できないことがあります。
もっと条件の合う人がいるかもしれない。もっとドキドキする相手がいるかもしれない。今決めて、あとから後悔したくない。
その気持ちは、決して珍しいものではありません。
あなたは、何を探しているのでしょう?
あなたは「自分に合う相手」を探しているのでしょうか。
それとも「迷わず決められる相手」を探しているのでしょうか。
今回は、終わらない「でも」と、終わらない「もっといい人探し」を、笑いながら真剣に審議していきます。
第一議題:「でも」対策委員会、発言してください!
議長:それでは、「でも」対策委員会から意見を聞きます。
「でも」委員長:はい! 私たちは、会員の皆さまの未来を守るために活動しております!
議長:具体的には?
「でも」委員長:お相手が優しくても、でも。話が合っても、でも。大切にしてくれても、でも。条件が合っても、でも!
議長:……つまり?
「でも」委員長:何かひとつ、気になるところを見つけてまいります!
議長:それは審査ですか? それとも粗探しですか!?
「でも」委員長:そこは今後の審議事項です!!
議場、爆笑。
もちろん、相手の気になる点を確認すること自体は悪いことではありません。結婚生活に関わる大切な問題なら、きちんと確かめる必要があります。
問題なのは、気になる点を見つけるたびに、相手を知ろうとする前に審査を終了してしまうことです。
「少し会話が途切れた」から相性が悪いとは限りません。「趣味が違う」から一緒に暮らせないとも限りません。
大切なのは、気になる点があるかどうかだけではありません。
その違いが、ふたりの生活にどのくらい影響するのかを考えることです。
第二議題:「でも」の裏側には、何が隠れている?
議長:委員長、なぜそんなに「でも」を発動するのですか?
「でも」委員長:それは……失敗したくないからです!
議長:おお! ようやく本音が出ました!!
「でも」委員長:選んで後悔したくありません。傷つきたくありません。間違った選択をしたくありません。できれば、最初から「この人だ!」と確信したいのです!
議長:そのお気持ちは分かります。しかし、結婚相手選びに、絶対に後悔しない保証書は付いておりません!
議場:「保証書はないのかー!!」
議長:家電売り場ではありませんからね!!
婚活で「でも」が増える背景には、いくつかの気持ちが隠れていることがあります。
- 選択を間違えることへの不安
- 過去の恋愛で傷ついた経験
- 周囲の結婚相手と比べてしまう気持ち
- 自分の希望が、まだ整理できていない状態
- 相手をよく知らないまま決めることへの抵抗
「でも」と感じたら、無理に気持ちを押し込める必要はありません。
代わりに、こう問いかけてみてください。
「私は、この人の何が気になっているのだろう?」
そして、もうひとつ。
「それは、確認すれば分かること?
それとも、誰と出会っても完全には消えない不安?」
ここを分けて考えるだけでも、判断は少しずつ整理されていきます。
第三議題:「もっといい人」捜索委員会、捜索開始!
議長:続いて、「もっといい人」捜索委員会から報告をお願いします。
捜索委員長:はい! 現在のお相手より、もっと条件の良い人がいる可能性があります!
議長:その根拠は?
捜索委員長:……可能性です!
議長:可能性だけで捜索を続けているのですか!?
捜索委員長:はい! まだ見ぬ誰かが、どこかにいるかもしれません! 年収も、身長も、会話力も、価値観も、相性も、すべて理想どおりの方が!!
議長:それは結婚相手というより、婚活会議で作った架空の最強キャラクターではありませんか!!
議場、爆笑。
もちろん、納得できる相手を探すことは大切です。今のお相手に重大な違和感があるなら、無理に関係を進める必要はありません。
ただ、出会うたびに「もっと良い人がいるかもしれない」と考えていると、目の前の相手を知る時間が足りなくなってしまうことがあります。
条件を比較することはできても、まだ会っていない人との相性までは比較できません。
会っていない相手は、欠点が見えません。
まだ出会っていない人には、会話がかみ合わない日も、意見が違う場面も、生活習慣の違いもありません。なぜなら、まだ何も始まっていないからです。
目の前の相手には現実があり、想像の中の相手には、理想を自由に足していける。

第四議題:理想の相手は、いつまで捜索すれば見つかる?
捜索委員長:我々は、引き続き捜索を続けるべきです!
議長:期限は?
捜索委員長:ありません!
議長:捜索費用は?
捜索委員長:会員の時間と気力です!
議長:その予算、誰が承認したんですか!!
議場、騒然。
婚活には、時間も、体力も、気持ちのエネルギーも必要です。だからこそ、ただ捜索を続けるのではなく、自分が何を求めているのかを整理することが大切です。
ここで、条件を3つに分けてみましょう。
① 結婚生活に欠かせないこと
たとえば、誠実さ、お金の使い方、子どもについての考え方、住む場所、仕事、家族との関わり方など。
自分の人生や結婚生活に大きく関わる項目は、きちんと確認したい大切な条件です。
② できれば希望したいこと
趣味が合う、好きな食べ物が似ている、会話が弾む、休日の過ごし方が近いなど。
一緒に楽しめることが多いのは素敵です。ただし、違いがあっても、お互いを理解し合える場合があります。
③ あればうれしいけれど、必須ではないこと
理想の身長、特定の趣味、好きな有名人と似た雰囲気、初対面からの強いときめきなど。
こうした希望も、持ってはいけないわけではありません。ただし、必須条件なのか、あるとうれしい条件なのかを整理してみましょう。
すべての希望を満たす人を探し続けるよりも……
自分にとって本当に大切なことを満たしている相手かどうかを考えるほうが、判断しやすくなることがあります。
第五議題:「決め手がない」のか、「決めるのが怖い」のか?
議長:ここで、重要な質問です。
「決め手がない」と感じるとき、あなたは本当に相手のことを十分に知っているでしょうか。
それとも、まだ分からないことが多いのでしょうか。
あるいは、相手のことは悪くないと思っているのに、選んだ後の責任や、別の可能性を手放すことが怖いのでしょうか。
この3つは、似ているようで違います。
● 相手をまだ知らない
もう少し会話を重ね、確認する余地があるかもしれません。
● 大切な点が合わない
何が合わないのかを整理し、慎重に判断する必要があります。
● 選ぶこと自体が怖い
相手の問題ではなく、自分の不安や期待を見つめることが助けになるかもしれません。
どの状態なのかが分からないまま、次の相手を探し始めると、同じ迷いを繰り返してしまうことがあります。
迷っているからといって、必ずしも今のお相手を選ぶべきだという意味ではありません。
大切なのは、焦って決めることでも、可能性を無限に追い続けることでもありません。自分の気持ちと、相手との現実を見比べながら、納得できる判断をすることです。
仲人の最終答弁
完璧な相手より、理解し合える相手を
議長:それでは最後に、仲人から最終答弁をお願いします。
仲人:はい。
婚活をしていると、「もっといい人がいるかもしれない」と思うことがあります。
「この人で本当にいいのだろうか」と不安になることもあります。
その気持ちを、無理に否定する必要はありません。
ただ、結婚相手を選ぶということは、すべての条件を満たした人を見つける競争ではありません。
一緒に生活していくうえで大切なことを確認し、違いがあれば話し合い、互いに理解しようとできる相手なのかを見ていくことでもあります。
会った瞬間に、すべての不安が消えるとは限りません。最初から強いときめきがなくても、会話を重ねるなかで安心感が育つこともあります。
反対に、条件が良くても、大切な価値観が合わない場合もあります。
だからこそ、条件だけでも、気分だけでも、周囲の意見だけでも決めないでほしいのです。
自分が大切にしたいことは何か。相手のどこをもっと知りたいのか。何が不安なのか。
そこをひとつずつ整理していけば、今まで「でも」の一言で止まっていた審議も、少しずつ前に進むかもしれません。
大切なのは、可能性を全部試すことではなく、自分にとって大切なものを見失わずに選ぶこと。
これが、婚活国会から皆さまへお伝えしたい最終答弁です。
婚活国会・閉会宣言!
議長:それでは、最終採決を行います!
- 「でも」対策委員会は、必要な確認を怠らないこと!
- 「もっといい人」捜索委員会は、捜索の目的を忘れないこと!
- 条件審査委員会は、条件の優先順位を整理すること!
- そして、本人議員は、自分の気持ちを置き去りにしないこと!
議場:「異議なし……と言いたいところですが、でも!!」
議長:最後まで出るんですか、その「でも」!!
議場、大爆笑。
議長:これにて婚活国会を閉会します! ただし、皆さまの婚活に関する審議は、引き続きご自身のペースでお願いします!!
婚活国会シリーズ、これにて閉会!
婚活国会用語辞典
最後に、婚活国会で使われる基本用語をおさらいしましょう。
- 法案:婚活法案
- 審議:婚活について考えること
- 採決:会う・進む・断る
- 継続審議:決められない状態
- 否決:お断り
- 可決:真剣交際へ進むこと
- 野党:反対する自分
- 与党:前向きな自分
- 野次:「でも!」
- 参考人:婚活相手
- 証人喚問:仲人による事情聴取
- 予算:婚活に使える時間・お金
- 解散:婚活終了
- 臨時国会:急に焦ったとき
- 議事録:頭の中で考えていたこと
あなたの頭の中でも、今日もさまざまな委員会が開かれているかもしれません。
大切なのは、どの委員会の声も無視せず、最後には自分自身で納得できる答えを見つけることです。
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